福祉のための総合ソリューション

【ブログ】高齢化が進む中で

制度改正も無事終わり一段落。
次回までの3年、また大きく内容が変わりそうです・・・。
 
先日新聞で、認知症の人が列車事故に遭うなどして、本人や家族が損害賠償を求められた場合に備え、自治体が保険料を全額負担して個人賠償責任保険に加入する事業を始めるという記事を目にしました。
 
2007年12月、愛知県大府市で認知症の男性(当時91歳)が徘徊中にJR東海道線の駅構内で列車にはねられ死亡した事故で、JR東海が起こした裁判で、約720万円の賠償を家族に求めた認知症列車事故訴訟、1審、2審は家族の賠償責任を認めたが最終的には、16年3月の最高裁判決では家族は監督義務者にはあたらず、賠償責任は負わないと判断。家族側が逆転勝訴した。
 
高齢化が進み、2012年時点で推計した462万人、団塊の世代が全員75歳以上になる2025年には675万人に、2060年には850万人に達することが予想される中、不測の事態に備えた安心を提供することで、認知症本人や家族が安心して過ごせる街を目指す狙いだそうで、愛知県大府市の他、九州では久留米市が今年の10月から取り組みを始めるとの事で、全国的な広がりをみせ始めているそうです。
 
ふっと自分を振り返ると、横断歩道をゆっくりと高齢者の姿についついイライラしてしまったり、反面無事にわたり終えて欲しいと願う自分がいたりと、その時々で複雑な思いが交差しますが、改めて温かい目で見守っていきたいなと考えさせられる記事でした。

ではまた・・・。
By cyokoより
 
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