【ブログ】祖母と特養と介護保険
8月13日に祖母が特養で亡くなりました。
入居中は多くの職員の方々に本当にお世話になり、ただただ感謝です。
特に、祖母の容態が悪くなってからは祖母の子供(私の叔父叔母)たちが24時間ずっと傍にいたいという要望を快く了承して頂き、身内が看取ることができたことは非常にありがたかったです。
祖母は享年103歳。
祖母の子供5名のうち4名は75歳以上・・。
職員の方々のおかげで叔父叔母たちはあまり無理なく祖母を看取ることができました。
が・・、もし特養に入居してなかったら・・?
在宅だったら・・老老介護(または老老看護)・・、看取り介護・・本当にできたのでしょうか?
国が昨年発表した100歳以上の高齢者は過去最高で54,000人を超えました。
今年は更に増えることが予想されます。
長寿(百寿)!
非常に喜ばしいことです!
しかし、長寿の方の子供たちも高齢者・・いやほとんどが後期高齢者・・。
在宅中で介護が必要になった場合、本人はもとより家族の負担は大変なものです。
7月28日に厚生労働省が開催した「全国介護保険担当課長会議」では来年から特養入居は原則要介護3以上・・。
市町村が関与することにより要介護1,2の方も特例で入居できますが、
① 認知症であることにより、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られ、在宅生活が困難な状態であるか否か。
② 知的障害・精神障害等を伴い、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さ等が頻繁に見られ、在宅生活が困難な状態であるか否か。
③ 家族等による深刻な虐待が疑われる等により、心身の安全・安心の確保が困難な状態であるか否か。
④ 単身世帯である、同居家族が高齢又は病弱である等により、家族等による支援が期待できず、かつ、地域での介護サービスや生活支援の供給が十分に認められないことにより、在宅生活が困難な状態であるか否か。
以上の条件があります。
今でも特養に入居するのが大変なのに、わかりにくいルールがまた一つ・・。
特養へ入居する為のハードルがまた一段高くなっていく・・。
もっとわかりやすいルール、利用しやすいルールにならないものだろうか・・。
因みに・・担当課長会議資料の【特別養護老人ホームの「特例入所」に係る国の指針(骨子案)について】を読んで、老健は・・?と思ったのは私だけでしょうか?